3年ほど前から体力強化と健康維持のためマラソンに挑戦している。はじめは10分も走ることができなかったが、毎週末の土日を使い少しづつ走る時間を伸ばしていった。15分、20分と順調に長時間化が達成されていき、満足感も向上してきた頃、第一の試練が訪れる。
朝から晩まで社畜として過ごすウイークディは当然ランニングをする暇もなく、週末を待つもあいにくの雨で折角習慣化したトレーニングを中断せざるを得なくなるという試練。完全に習慣化しているものであれば、一度や二度の中断になんの影響もないだろう。しかし、はじめたばかりとなればその習慣が崩れるのも早い。
さらに、継続することで心肺を慣れさせてきたに過ぎない初歩の段階では、1週間の中断は慣れた体を初期化するのに十分な時間のようだ。次の機会に走りだすとびっくりするほど体が重く、走り続けられる時間が今までの半分程度となってしまう。そこから改めて習慣化の構築をやり直すのだが、一度できるようになったことが出来なくなり、それを認識したうえで再構築するという精神的なストレスは結構シンドイ。
それを乗り切り、再度走り続けられる時間が向上してきたと思うな否や、またまた同様の試練が訪れる。こんなことから、初心者ほど新たにはじめるチャレンジの継続は困難なのだ。
更に初心者に降り注ぐ試練はこの他にも幾つか存在する。その度に中断が少しつづ長期化していってしまうのだが、それでも再始動、再始動の繰り返しで継続が可能となる。私の場合「連続走行30分」を目標にしている時期がいちばん試練が多かったように記憶している。
そんな時期を乗り越え最近の連続走行目標は60分としていた。今日はその目標も3週(6走行)持続できたことから、次の目標を設定しようと思う。
その目標は、60分という持久力がついてきたことにより今度はスピードを意識するもの。10キロ走破を目標とし、それを達成したタイムの蓄積からその短縮具合を計っていく。短縮の程度とその内容から自分の成長を垣間見ることができるだろう。
現在、1時間で8〜9キロ程度の距離(時速8〜9キロ)が限界なので、これを10キロにすることを目標値に設定する。10キロを走りきった時に腕時計のタイム表示に「60分」と出ていたら満面の笑みが溢れるだろう。そんなことを想像しつつ、明日もトレーニングを頑張ろう。