社畜リーマンが会社を休む理由

目覚ましが鳴る前に目が覚めた。これはヤバイ!。社畜、社畜と自らを蔑んでいるオサーンリーマンであったが、それでも自由気ままに社畜生活を謳歌していたつもりだった。夜は、眠くなったら床に就き、朝はスマホアラームのスヌーズ機能と格闘の末の末の末…に起床していた。

そんなお気楽極楽なリーマン生活において、目覚ましよりも先に目が覚めるとは何たることか!? 今日が待ちに待った休日、巨乳なオネーサンとデートとあらば理解もできるが、タダの平日───。特別何かがまっているわけではない。朝起きれば、社畜と化して働くのみ───。それなのに、それなのに、あぁそれなのに、なぜ勝手に目が覚める?

これは社畜の末期症状。仕事のために貴重な睡眠時間を削減したのだから───。自分の貴重な時間を、社畜としての定時以上に捧げたわけだから───。

もしかして、自分の認識していないうちに多大なストレスを受けているのではないだろうか?チト考えること12秒───。そうだ!確か昨日、ちょっと面倒な資料の制作を頼まれた───。私が「面倒」と感じたということは、これは少なからずストレスを受けていることだ。

ストレス社会の現代において”ノンストレス”で日々生活できる人など皆無だ。多かれ少なかれ人はストレスを受けている。ストレスを感じる度合いは人によって様々であり、「この程度で───」というのは第三者が安易に口にするべきではない。当人が「ストレスを感じているかどうか?」ということが重要な視点なのだ。

私は、目覚ましがなる前に目が覚めた。過去にこんなことが無かったかと聞かれれば「そんなことはない」ごく稀にあった。前記した心躍るような場面を想像する朝に限っては───。

社畜生活を送る平日において、こんなことは今日まで一切無かった。それが今朝、こんなことになってしまった───。こんなになるまで人を家畜にように扱った会社を心から憎み、恨み、嫉む───。

自分自身を心の底から慰めてあげたい「あなたは頑張った」と───。だから今日は、何も気にせずお休みなさい。疲れを癒しなさい。社畜の有給休暇という制度を使って───。

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