「褒められて伸びるタイプ」のオサーン

人は「叩かれて伸びるタイプ」と「褒められて伸びるタイプ」が居るといわれているが、私は間違いなく「褒められなけば伸びない」。それがたとえ本心でなくとも、お世辞であっても、社交辞令であっても、その場しのぎのおべっかであっても、その真意を問うことなく褒めて欲しい。

褒められるから「やる気」になるし「ノリに乗る」。20そこそこの青年であっても、40オーバーのオサーンであっても、褒められるというアクションに誉(ほまれ)な気分を感じない人はいない。特に40オーバーのオサーンともなると、会社、家庭、社会から「褒められる」ということなど遠い記憶のさらに奥深いところにかすかながらに残っている程度であるが故に、褒められたときの張り切りようったら半端ない。

褒めてくれた人のためなら「自分の全精力を尽くしても─── 」と、たいした精力も持ち合わせてもいないくせに、熱くなる男心。なんとも単純なオサーン。

世の奥様方へ。結婚数年でどうにも嫌気がさしたご主人を、今一度「褒め」てみてはいかがだろう。間違いなく1日、2日は食事が無くても張り切って働くことだろう。家計節約の手段にどうぞ。

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