昨今のコンビニは、私たちの意識の中で単に物を売る「ストア」ではなくなってきていると感じる。時間調整の場所であったり、待ち合わせ場所であったり、トイレやちょっとした休憩などでも立ち寄る場所だ。喫煙者であれば、喫煙規制の多い町中のオアシスとしてコンビニを喫煙所として立ち寄る人もいるだろう。帰路につきたくないリーマンの時間つぶしの場であったり、図書館代わりに使っている人もまだいるのだろうか。最近のサービスでは宅配便の受け取りなどもコンビニで行え、地域に根付いた場所となっている。
地域の方々にとって大きな心の支えとなることだろう。それにしてもこの期間で97%とは、涙ぐましい企業努力があったのではなかろうかと想像する。過去に受けた震災被害を糧に様々な取り組みや問題改善、緊急対応やその訓練など再発防止、復興努力に尽力してきた全ての企業、団体、人々に頭が下がる。ただ頭を下げているだけではなく「自分に出来ることは何か?」を真摯に考える必要があると感じている。
過去に「個人の身勝手な支援行動が地域の人々に不快な思いと迷惑をかけている」といった報道もあり、踏み出そうとした一歩が出ないような思いをした人も多いだろう。私もその1人であるが、この報道でいつまでも二歩目を出せないでいることに羞恥心も芽生えてきた。遠くからでも参加のできる活動や支援に留めていたが「やはり何か…」を考えてしまう。
5年前の震災時にもこれを思い時間が経過してしまったことを思い出すと、行動に起こさなければと気持ちが募る。今踏み出すこの一歩がやがて道になる。
今日は自分にできることをじっくりと考えることにする。