熱い情熱を語り「新たなチャレンジ」を先導する行動派より、チャレンジについて「リスク」を指摘する保守派が「冷静で優秀」と評価される組織についてタメ息が尽きない。ツーベースヒットを願うよりダブルプレーを警戒する保守的な組織───。常に送りバントでランナーを殺さないことが絶対条件───。そんな組織の目標は「現状維持」って開いた口が塞がらない全くもってツマらん目標を掲げてどうすんの?停滞は後退を意味するということに気がつかないの?ソレがわかるのは5年、10年先…なるほどアナタ方はもう居ないのね (´Д`)ハァ…。
などと経営陣に噛み付いても結局は社畜…。美味しそうな餌を目の前にぶら下げられれば元気よく大きな声で「いただきま──す」と口いっぱいに頬張る。「よしよしいい子だねぇ」なんて頭を撫でる経営陣に尻尾を振りながら「いまに見てろよ!」とヒロシとトオル(BE-BOP-HIGHSCHOOL)にぶっ飛ばされ、足早に逃げ去る雑魚キャラ張りの捨て台詞を声にならない声で吐き捨てる。
「やらない理由は無限にあるが、やる理由はたったひとつ!」といういかにも熱苦しい言葉に心震わせたのは何年前か───。なんだかんだと理由をつけ「やらない」を選択するように仕向ける経営陣が突然「やる気」を出してきたら、今の私は「リスク」を大声で叫ぶのだろうか───。ツマらん、ツマらん、ツマらんオトナになったもんだ。
情熱をなくしたオサーンは、リーマン風情がよく似合う。いやいやリーマンだからこそ熱く生きようぜ!なぁ金太郎!(サラリーマン金太郎)。熱い男の物語は今になっても心に響く───。しかし、今の私にそんな度胸も技量もありはしない。ただの中年メタボ─マンなのだから…。
「諦めたらそこで試合終了ですよ。」(スラムダンク)「安西先生───?!」「先生….俺、バスケがしたいです───」
これが続くと「私の好きな漫画まとめ」ができそうな予感───。そんな予感から心の奥底に眠る情熱に火を灯しそうになった刹那…「あなたの好みなんか誰も知りたくないわよ!」とブログばかりに気を取られている夫に対する将来の「リスク」を指摘する世界最大の保守派「妻」───。ツマらん、ツマらん、ツマらんオトコになったもんだ。