ここ最近、深夜から早朝にかけて「足がつって目が覚める」ことを頻繁に経験している。安堵な睡眠を唐突に打ち破るこの衝撃的な痛みは、どんな強力な目覚まし時計よりも確実に私の目を覚まさせる。
深夜、早朝にひとりベッドで悶絶する40オーバーリーマンの悲しき姿は、俯瞰で想像してみてもかなり可笑しい光景だ。そして足の痛みが収まると、何事もなかったかのようにまた深い眠りに落ちていくのだが───。朝目覚めたときに「悶絶した」薄い記憶だけが脳裏に留まるという夢遊病者的な感覚───。
しかし「足がつる」という症状は、爽やかな朝を迎えるためにも可能であれば味わいたくない体験だ。こんな願いから積極的にインターネットで検索を試みると、最も簡単に答えを導き出すことができた。さすがはインターネット───。情報の宝庫。
就寝時の「足がつる」原因として考えられるのは”水分、ミネラル不足”が影響しているということだそう─── 。なるほど、思い返せば夕食後から就寝まで、ほろ酔い加減で気分上々に過ごす私はほとんど水分を摂取していないことに気がついた。
いとも簡単に問題の解決が出来たと喜ぶオサーン。何事も、これほど迅速明快に問題が解決してくれたらどんなにハッピーなことだろう。───と、水分を大量に摂取し床に着くことにした昨晩、夜中に尿意を催し目が覚めた───。
爽やかな目覚めには、もうひと悶着ありそうだ───。問題解決は簡単ではないという現実を味わった寝室のリーマン。