大好きなことを仕事にしない働き方

デザインを仕事にしていると、厚い雲に覆われた東京の夜空で流れ星を目撃する程ごく稀にエロス系のデザインを依頼される時がある。基本的に私は依頼を断らない主義ではあるが、エロスに関する依頼は心底残念ではあるがお断りすることにしている。

私はエロが大好きである。そんじょそこらの男子と比べても圧倒的に好きである。しかし、それを仕事として受注するのに対し頭の中の天使か悪魔(どっちだろう?)が警告音を鳴らす。
何故なら絶対に納期に間に合わせることができない自信があるからだ。(体力も保たないし。)メールで送られてきた素材画像の加工処理など、作業に没頭する余り完成に何日を要するかわからない。(体力も保たないし。)更に鮮明な描写を求め高額なモニターを購入する必要があるかもしれない。(そうなると更に体力の消耗が激しくなるし。)そのうち「直接打ち合わせしましょう」なんて流れになったら、緊張し過ぎて至る所が固くなってしまうこと間違いない。

しかし、世にはこれを受注しビジネスとしている人間がいるわけで、私が不思議に思うのは、その人たちの警告音はいつ鳴るのだろう?という素朴な疑問。単に私のエロス意識が中2レベルなのか?

どうあれ今日は、前からお気に入り登録しておいたエロス系の書籍とDVDをポチることでこの克服に挑戦しようと思っている。仕事の幅を広げるために弱点の克服に努力する私は、意識高い系のできるオトコといえる。この努力はこれからも続けていかなければならない過酷な課題といえよう。

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