左手と同化したスマホ。首が痛いのはコレのせいか?

ここ数年、やたらと首が痛むのはスマホのせいではないかと決めつけている。

クリエイターの首が痛いという訴えは、パソコンが原因であることが多いが、私にはあてはまらなそうだ。仕事がらパソコンは毎日つかう社畜だが、かれこれ20年近くもパソコンと睨めっこしていて、ここ数年で急に首が痛いと感じるのだからパソコン以外に原因があるといえる。ということは年齢のせいか、はたまた最近のライフスタイルの変化のせいか。

年齢を重ねたことで筋肉の老化は免れず、これが影響していることは間違いないだろうが、ここ数年においてもっとも私のライフスタイルに影響をあたえたのが ”スマホ” だ。

通勤、仕事、外出など全ての活動においてスマホが手と同化している私は、便利というだけでなく今の生活においてスマホがないと何もできないと言い切れる。昨日を思い返してみる───。

早朝、スマホの「目覚まし」機能で目が覚める。スヌーズが5、6回も働いた後の目覚めに驚き、加齢臭を取り除くためシャワーを浴びる。朝食をとりながら「天気予報」と今日の「社畜スケジュール」を確認し、内容をトイレでイメージする。一日のうち、どのあたりで怒られる可能性があり、失敗する可能性があるか?をここでイメージしておけば実際にそうなったときにウロたえなくて済む。というネガティブをポジティブに変換した発想だ。

シャワー直前に図った「体重」をスマホに記録し家を出る。公共交通機関では、もっぱら「ニュース」のチェック。ビジネスマンたるもの時報の収集は欠かせない。「2chはニュースじゃないよ」と指摘してきた人もいたが、私には私なりの見解があり、そんな指摘に揺るぎない柔軟性を持っている。現代社会におて柔軟性が一番必要なスキルだ。

社に到着するとスマホはいったん休憩となるが、ほんの1時間ほどでまたまた出番の時がやってくる。今度は、営業先までの「地図」と「乗り換え案内」のツートップが活躍する番だ。どのルートが最短、最安値で移動できるか!? というシミュレーションで私もスマホも熱くなる。メールのチェックも欠かせない。5分以内のリプライを求める短気なクライアントと指導好きな管理職に少しも弱みを見せてはいけない。定型文の連続で返信する。

昼食は、大敵のメタボと格闘するため「カロリー計算」を欠かせない。エネルギーを取りながら敵が優勢か劣勢かを想像し、撃退のチャンスを伺う。午後は、午前中の繰り返し作業となるが、変化のない繰り返し行動を従順に対処できるのがリーマンの特技であり、残りの時間は何も考えず惰性で過ごせば一日が終わる。

帰路では今日一日の出費をスマホに記録し「資産管理」を徹底する。1,000円超えていたら”明日は昼食抜き”という罰則を破ることなく守っているのはストイックな自分だからこそできることだ。帰宅後は「YouTube」と「エロ動画」で心を癒し、寝るタイミングを知らせる「アラーム」が聞こえたら寝床につく。毎日これを繰り返すことが私の日常だ。

スマホがないと生活できないと改めて感じた。

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